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AFRICL の由来

更新日:2023年2月12日


結論からお伝えしてしまうと AFRICL(アフリクル)は Africa(アフリカ)× Cool (クール) Africa(アフリカ)× Cycle(サイクル) という二重の言葉の掛け合わせからなっています AFRICLの構想は、私 沖田が初めてベナンに滞在した2012年に始まりました。

(2012年 ベナン現地の教育系NGOでの学用品調達中)

国際協力を志し、数多のアプローチのうち、自分はどこに従事したいのか? 日本で学べることから、ではなく、所謂「支援先」となる「途上国」に自分が身を置き、そこに暮らす人と同じ目線で生活をしたときに見える物から、自分のかかわり方を考えたい、と向かったベナンで インディゴ、バティック、ボゴラン、カンヴォといった美しい伝統的な布文化と、上手くいかないことがあった時にも"Mais, c'est la vie"としなやかに生きる人たちの暮らしに出逢い 私の方が学ばせてもらうこと、いただいたもの、があまりにもたくさんで 私が「支援」なんておこがましかったな この美しさ、しなやかさは 日本でも、心のかかとを地面につけて生きるために 肩の力の抜けた心からの笑顔の瞬間を1秒でも増やすために とっても大切なんじゃないかな? 日本にもお届け出来たら嬉しいな そんな風に感じていったことが、AFRICLというブランドのかたちが頭の中でつくられはじめたきっかけでした。

(2012年 支援先のガンビエにて。水に浮かぶケージに家畜を入れておくことで雨季に湖に沈む集落という事実を乗り越える柔軟さ。) でも、当時はGoogleの日本語検索で「ベナン」と検索すると「もしかしてペナン?」と返ってくるほど、日本にベナンの情報はなく 今以上に「アフリカ」は、危険で、貧しくて、遠いところ、というイメージが強かったように思います。 こんなに素敵なのに… 私が特に強い想いを抱いているのはベナンだけれど日本ではまだまだ「アフリカ」という言葉も遠いもの。 ネガティブなイメージではない「アフリカ」の"新しい形容詞"になりたい それが、AFRICLという名前の一番はじめの由来となりました。 新しいアフリカの形容詞ということで… Africa + cal → AFRICAL? 単に形容詞だと「African」でも変わらない ポジティブな意味を持つ言葉であって欲しい、AfricaといえばCool!という意味も内包できるように…と AFRICAL(アフリカル)→ AFRICL(アフリクル) こうして「AFRICL(アフリクル)」という言葉が 2012年、沖田の脳内に誕生しました。



AFRICLという言葉が生まれ、 AFRICLという名前で "伝統的な手仕事を纏うこと"を通じて、日本のお客さまも、ベナンをはじめとした職人さんの笑顔も増やせるブランドをつくりたい という想いを抱いてから、実際にAFRICL開業に動き出すまで8年間 人の笑顔はいつ増えるのか? ・ベナンで感じた人々のすこやかな笑顔 ・物質的には豊かなはずの日本の朝の電車の憂鬱な面々 この違いは何なのか? そんなことを考え続けながら、過ごしてきました。 そんな中で一つずつ、こうじゃないか?こうなんじゃないか?と積み上げてきたものが、AFRICLのPhilosophyであり、Visionになっています。 AFRICLのVisionは "伝統文化を通じた 海を超えた豊かさの循環"

伝統的な手仕事をあしらった そして、しなやかに生きるベナンの人たちの生き様がエッセンスとして染みこんだお服、という媒介を通じて そのお服へのときめきと しなやかな笑顔が日本に増えたらいいな そして、その一着が永く纏えるものであることで その方の笑顔の瞬間が続くといいな 海の向こうへ渡った自分の手仕事を愛し続けてくれている人がいるということが 職人さんたちの笑顔に繋がったらいいな そして、そんな誇るべき伝統文化に賛美が伝わることで 国内での評価や需要が高まったり その世界に飛び込みたいという若者が増えたり 微々たる影響かもしれないけれど、美しい文化が未来に繋がる一助になったらいいな その地に根差した文化が繋がるということが 彼らのしなやかな笑顔を根底で支え続けてくれたらいいな そして、またその伝統文化を纏う誰かが 笑顔になれたら… 思い描いているのは、こんな 伝統文化 を媒介にした豊かさ(≒すこやかな笑顔)の循環 です


(2022年 お世話になっているSAFARI BATIKの職人アレクシス。ダンサーでもありよく歌い踊りながら染めています。(この写真の直後も踊っていました、笑)) 「AFRICL」という言葉が生まれてから、AFRICL開業に動き出すまで8年も経っていたので 大学生の時に、ぱっと頭に浮かんだ名前で本当に進んでよいのか?改めて考えましたが、 この循環や、くるくるとまわるイメージも内包したいと Africa(アフリカ)× Cycle(サイクル)→ AFRICL(アフリクル) 想いがさらに名前に盛りこまれ AFRICLという名前への愛が深まりました。 こうして見てみると 形容詞をつくる接尾詞というなら「-al」(例:musical)でAFRICALの方が正しいのでしょうし Cycleとの組み合わせなのだというなら、AFRICLEの方が正しいですし よくいただく名前の間違いも自然なことのように思えます。 なぜAFRICALでなく、AFRICLEでなく、AFRICLなのか?と聞かれたら Cycleも、そしてCoolも内包させたかった… AFRICLEだとすごくCycleに寄ってしまう気がしたのです そして「あふりくる」という音と この言葉を発するときの口の動きも気に入っています。 むすっとした表情では言いづらそうな 手前味噌ながら、柔らかさと、ころころと弾むような楽しさを感じる 言いづらくはないけれど、口周りの筋肉を使う言葉 AFRICL(アフリクル) お品に触れていただく時間はもちろん 「あふりくる」と声に出していただく時間も、ふっと頬がゆるむきっかけになったら嬉しいな、と思います。 覚えていただけたでしょうか。 AFRICL(アフリクル)に込めた想いが 少しでも伝わっていたら嬉しいです。



AFRICL 沖田紘子

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